念ずれば花ひらく
苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを わたしもいつのころからか となえるようになった そうしてそのたび わたしの花がふしぎと ひとつひとつひらいていった

8A36A990-47F6-491F-9DBA-C2A37F28221B

坂村真民先生の深いお言葉から自分自身振り返ると、様々な事を沢山教えられる様な気がします。

花には大きな花から小さな花があり、型にしても色にしても様々です。それと同じく人も、大なり小なりそれぞれ人によって様々な願いや想いがあります。
しかし、そんな中で気付かされる事は、花を咲かせる為に植物も大変な努力があるはずで、人もまた同じく必死な努力の結果において花がひらいていくものです。つまり、結果(成果)を求めずに、誰かに知ってもらうでもなく、自分の課題に愚直に取り組んでいくことで、気付けば善の循環の様に、周りにも自分にも結果として素晴らしい花が開ける事を望みたいですね…。

FullSizeRender

大木たちが私に教えてくれた一番忘れられない話は、根の大事さということであった。目に見えない世界と目に見える世界とがある。美しい葉や、美しい花や、美しい実は見える世界であるが、それらをそうさせる一番大切なのは大地に深く根を張り、夜となく昼となくその木を養っている幾千幾万の根の働きということであった。私は大木の下に坐してそうした話に聞き入り、元気をとりもどしてはまた歩き出して行った。目をつぶると、それらの木々たちが今も私に話しかけてくる。


人は見た目が7割と言われるくらい、見えるモノから判断されます。未熟な私は、花見(桜・紅葉など)では花や枝葉など見えるものの美しさに気を取られ、根に目をやる事はありません。ましてやこの詩に出会うまで、意識を根にいかせる事など忘れてさえおりました。


しかし、この詩から木には見える世界と見えない世界がある事がわかる様に、人も同じであるという事です。見えないところをどうシッカリ取り組んでいくかが大切であり、稲盛哲学で言われる「誰にも負けない努力」といった所なんでしょう。


633C5F25-1952-4706-A1A8-505112D07430


自然と一体となる考えは、まさに古事記からも教えられている様に、未来へ繋ぐ現代人の役割でもあります。この真理を追求する(学ぶ)事は、人を大きく成長させ、本当の成幸を成し遂げられる教えであると思います。


IMG_4689


「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と言われてきましたが、自らの苦労を買って出た人間や努力、挑戦しながらも、何度も打ちのめされ立ち上がった精神こそ、やがて大きな幹となり、枝葉をつけやがて大輪の花を咲かせられるのだと感じます。


人の価値とはまさに見えない所にある事だと信じ、今週も取り組んで参ります。


IMG_6743