佐治敬三氏は父が興した洋酒問屋(壽屋)を今のサントリーに育て上げた方です。

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今では知らない人がいない程の有名企業であるサントリーですが、そこまでの成長はやはり多くの困難や危機があったと思います。

その教えの代表として『やってみなはれ』の言葉の裏には、常に挑戦し続ける漢の凄さを感じました。「やってみなはれ やらせてみなはれ」は困難な仕事に取組む事の大切さ、またその姿勢を教えられます。

私どもの会社では、挑戦する事の大切さを教えられ、新たな挑戦での失敗は咎められる事はありません。むしろ、その失敗を活かして次への成功へ更に挑戦を続ける後押しを頂きます。
つまり、「やってみなはれ やらせてみなはれ」の言葉の裏には、失敗を恐るな。失敗の中から突き詰めた本物(成功)を見いだす事の歓びを教えられているんですね。

サントリーは壽屋(父の時代)から宣伝広告費を惜しまず、洋酒店として様々なヒット商品をとばされました。しかし、驚かされるのはその好調時に、あぐらをかくことなく、次の挑戦としてビール事業に乗り出されます。

その挑戦の意味は、会社全体に疑いや恐れ(危機感)を抱かせ、会社全体の意識を緊張させる為と語られておりました。結果、ビールの世界という難しい事の挑戦で社内のベクトルが1つに揃ったそうです。

我々も同じです。ぬるま湯に浸かると危機感が無くなります。ジワジワ温度を上げていくと気付かずに茹で死にするカエルの話を聞いた事がありますがそんな感じです。実際にコロナという突然のウイルス蔓延で、経済は大打撃を受けました。その事を受け感じた事は、順風満帆の時程、緊張感を持ち次の挑戦を忘れてはならないという事でした。

今回の経験も大変貴重ですが、素晴らしい教えを活かし、生きて行く以上常に挑戦を心掛けていかなければと思います。