先日、甚大な被害をもたらした大雨を味わう事となりました。あまり聞き慣れない言葉ですが、『大雨特別警報』が発令され、気象庁は「発表地域では数十年に一度の、これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況にある」と警戒を促してあったのを覚えています。

私のその日は移動中、携帯に避難勧告が出だしたのですが、今迄の経験上「まぁ、大丈夫だろう」とお客様との約束の為、気にせず向かいました。

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すると社内のラインにて、道路が水没し出した写メが送られてきました。

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仲間全員の心配をしつつも、現在の自分の場所は離れているから大丈夫だと、お客様のもとへ車を走らせました。
雨が強くなり出すも、無事お客様から御依頼頂いた白蟻の調査(外周りや床下等の点検)を無事終えて、雨が激しく降る中、車に乗り込むと今度は自分が今いる場所に避難勧告が出ました。

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少々、不安になりながらも次の約束しているお客様のもとへ車を走らせ、午後の調査を終える頃には大雨で交通網がマヒして渋滞が始まっていました。

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さすがに身の危険を感じてきたので、仕事を打ち切り会社へ戻ろうと車を走らせたのですが、すでに各所で被害が出ており、大渋滞でした。気付けば避難勧告から、ほとんどのエリアで避難指示へと警報が変わっている事に気付き、直接自宅へと車を走らせ帰路についたのですが、その頃他の地域では大変な事になっていたようです。

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何とか自宅に帰り着き、ニュースを確認しましたが、あっと言う間に見る見る浸水が始まった事が伝えられていました。

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身内から送られてくる被害状況を見ても、その事の重大さに、少々言葉を失います。

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自然災害などは常に危機感をもって、最悪の事も想定しながら早目に対応しないといけません。
私には先を予想し、注意や警戒をする意識が欠落していたようです。ようやく身近な所で起きた出来事から、再認識させられました。

根性論や勢いだけでは難局を乗り切る事は出来ません。予測して準備する。命に関わるものにはリスクヘッジしていく事が上に立つ者に課せられた使命になります。これからも起こりうる災害(地震・津波・豪雨・洪水・豪雪・台風等)もっと安全に対して、ストイックに取り組んでいきたいと思います。

私がこのブログを書いてる今現在、既に70名の尊い命が失われています。また、消防や自衛隊の方々が自分達の命を顧みず、必死な救助活動をされてある姿に、敬意を表するとともに、被災され亡くなられた方々に対し哀悼の意を表します。これから先、私達が未来に向けてできる事を考えながら…。

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